TL132/152・DL132/152
●ベッド
- 歪と変形には特に留意し、水平方向にも又垂直方向にも完全な対称形を成し、又捩れ方向にも効果的なリブの形状と配置になっており、切削による振動を防止します。
- ベッド巾は1010mmと広く、すべり面は全長にわたり深くて均一な焼入(焼入硬度Hs67~74)がほどこされています。
●主軸台
- 強力重切削に耐える独特な構造で、外殻形状、内部のしきり、リブ配置等あらゆる力学的な考慮がはらわれております。
- 主軸軸受は2(TLは3)点支持で前軸受に複列円筒コロ軸受と高速アンギュラ玉軸受、後軸受に複列円筒コロ軸受のいずれも超精密級を採用しています。
- 主軸回転数の変換はAC(インバータ制御)の電動機により変速します。低速で十分なトルクを得るため歯車によりレンジを2段階に切り換えられます。(TLは4群)
- 周速一定制御も行えます。
●往復台
- サドルのすべり面は強力切削および安定した精度を維持するため、ベッドに対して広いすべり面を有し、横送り台、刃物台は強固に設計されています。
- X軸の送りにはボールネジ、Z軸の送りにはボールネジ又はセンター間距離7m以上には精密ラック式を採用しており、サーボモーターにて駆動します。
●芯押台
- 芯押台及び芯押軸は充分な剛性を有し、本体はベース上に固定され、横方向にスライド調整が行える構造です。推力計は標準です。
- ベースは強固な構造をしており、締金によりベッドへ固定します。又、芯押台推力による後退を防止するために歯止め装置によって受けられる様な構造になっております。
●潤滑
- 主軸台の主軸前側軸受はグリース潤滑方式です。 (TLは強制循環給油方式)
- 主軸台の歯車、その他軸受の潤滑は強制循環給油方式になっています。
- X軸の歯車箱はオイルバス方式です。
- X軸ボールネジはグリース潤滑方式です。
- サドル、横送り台すべり面及びZ軸ボールネジ又はZ軸精密ラック部への給油は自動給油方式です。
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